アメリカ大統領選挙の投票日です。BGM:「Ohio」 – CSN&Y

さすがに日本でも大きな関心を集めるニュースですが、テレビでも池上彰氏が指摘していたように、アメリカ国民の直接投票のみで決まるように思っていた人が、多いようですね。恥ずかしながら自分もアメリカの選挙制度はよくわかってませんでした。

アメリカ大統領選挙は、わかりやすくいうと間接選挙でアメリカ全50州と特別区で、それぞれに得点(選挙人)が決まっていて、その得点(選挙人)が多い方の勝ちってことだそうです。実際はさらにひと月後くらいに選挙人投票がありますが、ほとんど形式的なものらしい。

ある州(と特別区)での国民の投票が1票でも多い方がその州の得点(選挙人)を総取りできるということらしいです。その得点(選挙人)は当然、州の人口(実際は議会の議席数である上院100+下院435+ワシントンD.C.3と同数)も考慮されてて、人口が多い州ほど得点(選挙人)も高い(多い)と。合計538点(538人)。

だから、今日の投票数で相手を上回っても、獲得できる得点(選挙人)では負けてしまうという現象もありえるわけですね。州によって力の入れ具合が違うんでしょうね、きっと。

あと、今回もオバマ・ロムニー両氏が最後にオハイオ州入りしてたのは、オハイオ州を落としたら負ける法則があるという特別な州だかららしいです。それを覆したのは、フランクリン・ルーズベルトとジョン・F・ケネディというスーパー大統領だけらしいです。どちらも民主党。

ちなみに、日本でもよく話題になる「1票の格差」はアメリカでも存在するようです。上述の全535人のうち、上院の議員数と同じ100の選挙人の州への振り分けが、人口を考慮されなくて全州2人ずつらしい。)

こうしたルールや経緯をふまえてアメリカ大統領選挙の投票の経過を見ると、州ごとの結果が余計気になってきますね。Motörheadのレミー・キルミスターは、ロムニーに入れるなと呼びかけてるらしいですが…果たして…CSN&Yの「Ohio」を聴きながら見守りたい気分です。

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