詐欺のワールドカップでFIFAにレッドカードを
※IRSのリチャード・ウェーバー談。
2015年5月28日、29日の総会で会長選の直前という、これ以上ないタイミングでFIFA幹部とスポーツマーケティング企業の役員らが逮捕、起訴されましたね。その顔ぶれをおさらいしておきましょう。
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逮捕・起訴された面々
FIFA関係
- FIFA副会長・CONCACAF会長
ジェフリー・ウェブ (Jeffrey Webb) - コスタリカサッカー連盟会長
エドゥアルド・リ (Eduard Li) - FIFAディベロップメント・オフィサーで元中米連盟会長
フリオ・ロチャ (Julio Rocha) - CONCACAF会長補佐
コスタス・タッカス (Costas Takkas) - 元FIFA副会長・元CONCACAF会長
ジャック・ワーナー (Jack Warner) - FIFA副会長・元南米連盟会長
エウヘニオ・フィゲレード (Eugenio Figueredo) - ベネズエラサッカー連盟会長
ラファエル・エスキベル (Rafael Esquivel) - 元ブラジルサッカー連盟会長
ジョゼ・マリア・マリン (Jose Maria Marin) - 元南米連盟会長
ニコラス・レオス (Nicolas Leoz)
スポーツマーケティング企業関係
- Torneos y Competencias(アルゼンチン)の幹部
アレハンドロ・ブルサコ (Alejandro Burzaco) - Traffic Sports(アメリカ)の社長
アーロン・デヴィッドソン (Aaron Davidson) - Full Play Group(アルゼンチン)の幹部
ウーゴ・ヒンキス (Hugo Jinkis) - Full Play Group(アルゼンチン)の幹部
マリアノ・ヒンキス (Mariano Jinkis)
メディア関係
- Valente Corp. and Somerton Ltd.(ブラジル)の幹部
ホセ・マーギュリーズ (Jose Margulies)
その他に既に容疑を認めているのが、6名の模様です。アメリカ主導ですからFIFAみたいな巨大組織でも、ヨーロッパや中南米と違ってしがらみもなく切り込めたんでしょうか?その辺りの詳しい情報はいろいろネットでも出てるようですね。
個人的には今回、逮捕・起訴されなかったブラッター会長含めて、当然FIFAの腐敗は確信してますが、ただ単に不正を裁いて膿を出すという以外に(あえてアメリカが絡んでいるコトで)色んな思惑があるのでは?と思ってしまいます。ブラッターの対立候補は、中東において重要な親イスラエル・親米の(さらにISILにも報復している)ヨルダンのアリ王子ですから…もう既にサッカーのピッチとは関係ない話になってるので、ぜひ佐藤優さんの見解を知りたいものです。
27日(スイス時間)現在、UEFAは当然FIFA批判と総会ボイコットも検討しているようですが、どうするんでしょう?