3/1、恵比寿LIQUIDROOMでのThe Pop Groupの初となる単独来日公演に行ってきました。(フェスならSUMMER SONIC 2011でも来日してます。)
1979年発表の有名な1stアルバム『Y』(邦題は『最後の警告』)で知られる、所謂「ポスト・パンク」なバンドです。来日決定のニュースをキャッチしてすぐ、チケットを取ったら無事、キリ番(100番)をゲットしました。なんか嬉しい…
チケット発売後に、サポートアクトとしてZAZEN BOYSとKK NULLの2組も発表されたので、チケット売れてないのかと思ってました。しかし事前にSOLD OUTの情報もあり、実際の会場に着いてみると、やはり比較的年齢層の高いファンが大多数でございました。
階段上がってすぐのロビーに、いきなりマークさんがファンと交流してました。前日にも新宿タワレコで新譜発売にあわせて、インストアライブではなく、サイン会みたいなのをやってたらしいですね。
『Y』など当時のアルバムは、いい意味で若気の至りな感じもするエッジの立った音で、今聴いても時代を感じさせない魅力がありますが、そういった緊張感は、35、6年後のおっさんがどうやって再現するんかな?という不安もありました、正直。
さて、肝心のライブですが、まずはセットリストを。
- Citizen Zombie
- Thief of Fire
- Nowhere Girl
- She Is Beyond Good And Evil
- S.O.P.H.I.A.
- Trap
- Shadow Child
- We Are All Prostitutes
- Mad Truth
- Spanish Inquisition
- Age Of Miracles
- Words Disobey Me
- We Are Time
- Where There’s A Will(アンコール)
全14曲中、ほぼ半数を前日に発売された35年ぶり?の新譜『Citizen Zombie』からやってます。そもそも今回のツアーにあわせてニューアルバムを作るくらいですから、2010年再結成(1978年結成~1981年解散)とはいえ、現在進行形のバンドという意志が感じられました。
で、ライブは、音自体も演奏にしても、実にこなれたベテランの底力を感じさせるものでした。(ダブっていうんですか?)過剰にエフェクト処理されたドラムやワウを多用する左利きのダン・カトシスのベースラインに、当時とほとんど変わってないマーク・スチュアートのボーカルが乗っかり、『Y』のエネルギーとは、また違った魅力を感じるライヴでしたね。
さすがに盛り上がるのは、やはりThief of Fire、She Is Beyond Good And Evil、We Are Timeあたりでしたが、個人的にはアンコールでのWhere There’s A Willは嬉しかった。You Tubeでも当時の映像がみれる曲で、相当カッコいいです。ベース最高。
ちなみに、オープニングアクトのZAZEN BOYSも「泥沼」に「ポテトサラダ」と「Honnoji」のダイジェストを挟む込むバージョンで、さらに最後に「6本の狂ったハガネの振動」を演奏するという、中々レアなライヴでした。