今回は介護サービスの種類について勉強していこうと思う。
介護保険による居宅サービス
訪問系サービス
地域社会の中で生活している人の家に訪問してサービスを提供する。
通所系サービス
目的に応じて通所でのサービスを提供し、在宅生活の維持・継続に向けて支援する。また様々な状態にある利用者が同じ空間において日中の時間を共有することで、社会との接点を持つ社会参加の場としての役割もある。
短期入所系サービス(ショートステイ)
在宅生活の延長線上にあり、環境の変化に配慮し、施設でも個別性を重視しつつ生活支援の視点からサービスを提供する。
介護保険による施設サービス
入所系サービスについて
訪問系サービスや通所系サービスと大きく違う点は、生活の場の変更がともなうこと。基本的に要介護状態になって初めて利用する施設である。現在は介助・介護の提供もあくまで「自立支援」という考え方がスタンダード。
大規模入所系施設の特徴
利用者同士や利用者と職員の距離感がある関係性になることが多い。最近では居室をいくつかのグループに分けて生活単位とするユニットケアとして、ある程度限られた安定的な関係をつくる施設も多い。自己完結的で閉鎖的な空間から地域内完結で地域交流型空間への転換が望まれている。
小規模入所系サービスの特徴
ひとりひとりの顔の見える日常の関係性が安定をもたらす。当然ながら大規模施設より数があるため、身近な場所であまり環境を変えずに利用しやすいのがメリット。
地域密着型施設について
2005年の介護保険法改正により2006年より整備され、地域特性に応じて多様で柔軟なサービス提供を目的としている。具体的には、
- 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
- 小規模多機能型居宅介護
- 地域密着型特定施設入居者生活介護
- 地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護
などがある。
介護保険外のサービス
介護のニーズ拡大に対応するため、介護保険内での公的サービス(フォーマル部門)に民間企業、民間団体(民間市場部門)やボランティアや家族(インフォーマル部門)のサービスを組み合わせる「福祉ミックス」という考え方が重要。
インフォーマル部門としては、シルバー人材センター、民生委員やボランティアなどが様々な取り組みをおこなっている。
いや、いろんなサービスがあるんですね…