介護福祉士への道 介護職員初任者研修編 4

いやーコロナウィルスの行く末も気になるが、とにかく5月なのに暑いなぁ。では今回は介護サービスの提供までの流れを勉強。

で、いきなり専門用語からスタート。

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ケアマネジメントとは

高齢や障害があることによって地域社会での自立した生活が困難になっても、医療・保健・福祉等の社会サービスを利用して、その人らしい生活が継続できるように支援するしくみ。

要支援になって生じる個々のニーズに対して、複数のサービス提供機関から各種サービスを総合的・一体的に提供することによって、利用者の地域生活を社会的に支えるしくみとして考えられたのがケアマネジメントだそうです。

ケアマネジメントにおいて重要な役割を担うのがケアマネージャーで、介護保険制度上では介護支援専門員と呼ばれているとのこと。

ケアマネジメントを構成する要素

  • 利用者…日常生活を継続する上で支援を必要とする人
  • 社会資源…制度として整備されているフォーマルサービスと家族・友人・ボランティア等の個人的なインフォーマルサービスの2つに分けられる。
  • ケアマネージャー…利用者と社会資源の調整役。利用者のニーズに応じて提供するサービスを調整する必要がある。

介護保険制度の保険給付を受けるための事前手続き

  1. 利用者がサービス利用の申請
  2. 要介護認定
  3. 介護支援専門員にケアプランの作成を依頼

この後からのプロセスがケアマネジメントの範疇となる。

ケアマネジメントのプロセス

  1. インテーク(相談・受理)…利用者と介護支援専門員が会う。
  2. アセスメント(課題の明確化)…利用者の希望、現在の状況を把握してニーズを明確にする。
  3. ケアプラン(サービス計画)原案の作成…課題を解決するための目標や必要なサービスを検討する。
  4. サービス担当者会議…各サービス事業所の担当者が集まり、計画の内容について協議する。
  5. ケアプラン確定…各サービス事業者で調整した計画について、利用者に説明し同意を得る。
  6. 支援の実施…ケアプランに沿って個別サービス計画を立てて支援を実施する。
  7. モニタリング…利用者の状況および支援の実施状況を確認する。
  8. 評価…支援の継続・変更・終結を判断する。支援の継続・変更の場合は再度②からのプロセスを繰り返す。
  9. 終結

介護過程にもとづいた個別サービス計画(介護計画)

介護支援専門員(ケアマネージャー)が作成するケアプラン(居宅は居宅サービス計画、施設は施設サービス計画)は、利用者の生活全体についての計画。ケアプランに位置づけられた介護サービスについて、目標達成のために介護過程を展開する。介護に必要な情報を集め、課題を分析した上で個別サービス計画(俗に介護計画という)を立てて、介護を実践する。

ケアプランと介護計画の関係は、障がい者支援施設においては、それぞれサービス等利用計画と個別支援計画と呼ばれてますね。サービスを受けるプロセスについても、高齢者支援と障がい者支援では各プロセスで名称が違いますが、大まかな流れは一緒ですね。ふー、勉強になった。

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